ラミネートベニアでも、ジャケットクラウンでも、事前に歯や骨がどうなっているのかその状態をチェックし、歯を削ることができるかを診断します。その際、どれだけ削ることができるかもあわせて確認するそうです。こういった確認をしておくと、後々問題が起こるおそれが少なくなると思います。
ラミネートベニアの場合は、なるべく削る量を減らて、歯の損傷を最小限に抑えます。ジャケットクラウンは削る量が増えるものの、大ききや形の調整がしやすくなるほか、歯根しかない歯の上に造形することもできるそうです。
これらを踏まえ、「美しさ」と「歯を削ること」のどちらを重視するのか決めておく必要があるでしょう。健康な歯は削らない方がいいのは言うまでもありませんが、歯の色や形がコンプレックスであれば話は変わります。精神的な苦痛が大きいのなら、それを取り去る治療として取り組むのもありだと思います。実際、歯科医院の患者の中には、治療により笑顔に自信がつき、内向的な性格が改善したという人もいるそうです。
ラミネートベニアは、ホワイトニングでは十分に歯が白くならない人におすすめだと考えられています。ダークグレーやダークイエローなど、濃い着色の人が代表的です。また、形を整えることもできるので、エナメル質の形成不全で歯の表面がでこぼこしている人にも良いかもしれません。一方、ジャケットクラウンは、治療する歯に大きなむし歯がある場合や、神経を抜いた歯を治療する時に使われるそうです。
