歯みがきの回数

昔よりも、歯みがきをする回数が増えてきているといいます。しかし、歯みがきはたくさんすれば良いというものではなく、みがきすぎによって口の健康を損なうこともあるそうです。歯みがき回数が極端に多い場合や、ブラッシングに力を入れすぎている場合は、歯ぐきにダメージを与えるおそれがあります。歯ぐきへのダメージで、エナメル質の薄い部分やセメント質が削られることで知覚過敏の症状が出るケースもあるといいます。多くの歯科医師は、歯みがきは一日3回で十分だと考えています。

最近は電動歯ブラシを使っている人もいると思いますが、その種類はさまざまです。音波歯ブラシや超音波歯ブラシなどがあり、ブラシ部分がカップタイプになっているものや歯ブラシ状のタイプなども登場しています。いずれも、手でみがくときよりも歯垢を落としやすくなり、要介護の高齢者のケアでは重宝されていると聞きます。しかし、電動歯ブラシのタイプによってはたらきが違うので、正しい使い方を認識して効果が発揮できるようにすることが大切だといえるでしょう。

超音波タイプは、毛先が自動で振動のではなく歯ブラシから超音波が発振されます。これにより、歯垢をゆるめて落としやすくなるのです。したがって、手でみがきく時のように自分で歯ブラシを動かして歯垢を落とします。一方、音波歯ブラシは自動で振動します。しかし、毛先がちゃんと歯に当たっていなければ歯垢は落ちません。ですので、歯と歯の間などに毛先が届くように、歯面に沿わせるように動かすと良いと思います。