admin 11月 16, 2017

永久歯がはえ揃ってから始める矯正治療は、二年前後の治療期間になることが一般的ですが、歯の移動するスピードには個人差がありますので、患者側の状況によって、一年半から三年程度の幅があります。でも、通常のケースなら、半年という短期間で終わるとか、五年も六年もかかるということはまずありません。その場合は主治医に理由を聞いてみましょう。また、大人になると、歯の移動にともなう骨の吸収や再生などの反応が遅くなる傾向があるので多少時間がかかります。例えば、10代の平均が二年とすると、30代、40代では、プラス半年以上の差が出るのが一般的です。 さらに、矯正治療(矯正装置による歯の移動)が終わったあとに、あと戻りを防ぐために保定装置を使う治療を行う必要があります。その期間は、プラス二、三年程度です。特殊な場合は、さらに数年の治療期間が必要なこともありますが、経験の豊富な矯正専門の医師なら、検査後の初回診断時に、治療計画と治療期間の予定をきちんと説明します。予測の範囲を超えて治療が長引く場合には、治療途中にもきちんと説明をします。そして、最初に説明を受けた治療期間より長くかかってしまう場合でも、治療費はかわらないことがほとんどです。納得できる説明がなく、治療を長引かせて、治療費をその分上乗せして請求するようなクリニックは注意が必要です。

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